小学生の塾通いについて思うこと
我が家には小学3年生と1年生の娘がいます。
1年生の娘は学童に通っていますが、3年生の娘は学童には行かず、塾に通っています。
私たち夫婦がゴリゴリの中学受験信仰者であればそれでよかったのですが、実際には娘からの提案で塾に通わせています。どういうことかというと、長女が2年生までは私が時短で働いており、祖父母の力を借りることで学童に通わせる必要がなかったのです。しかし、次女の小学校入学とともに私の時短もなくなったことから、姉妹ともに学童生活が始まりました。
次女は最初から学童生活なので「こういうものか」という感じで受け止めてくれたのですが、それまで放課後は自宅で過ごしていた長女に学童生活は苦痛で仕方なかったようです。何度か学童に行かず家で留守番していると言われたのですが、夏休みを考えると容認できませんでした。
そんな折、割合教育熱心な夫が定期的に受けさせていた全国小学生統一模試で、偏差値60を超えたことから、塾から特待生の案内が来ました。夏期講習と約半年分の授業料がかからず、もしこの半年間の間に引き続き模試で好成績を維持すれば特待生でい続けられる、というものです。
試験結果自体は、たまたま良かっただけで、実力というほとではないように感じます。1年生の間はベネッセのチャレンジタッチをやらせていましたが、どちらかというと勉強が得意な長女には物足りない割には年間支払い料が高いということで、教科書に準拠したテキストとレベルの高い問題集をやらせていたところ、急に偏差値が上がり始めたということでした。(勉強が不向きな次女にはチャレンジタッチのみやらせて勉強が嫌いにならないことを第一優先にしています)
娘はこれを自分の努力で得たチャンスと主張し、学童に通うかわりに塾に通いたいというのです。
「まあ、学童の費用もかからなくなるし、半年は授業料がかからないならそれもありか?」と考えたのですが、いざ入塾してみると驚きました。当たり前だろと言われればそれまでですが、授業料はかからずとも、模代、施設利用費、テキスト代(市販のものよりかなり高額な)などなど諸費用だけで学童と同じだけの額はかかる計算です。しかも、小学3年生などは恐らく種まきの時期で塾としては利益を上げるところではないようで、受験が本格化する4年生から授業料が跳ね上がるようなのです。特待生基準も4年生からぐっと高くなり、実質ほぼ無理な基準の成績でなければ一般生になるようです。
4年からかかる費用を考えると、ざっと計算すると年間100万円以上かかりそうです。私立の中学、高校に通うと、もはや高校3年生までに9年間。900万円て。公立の中・高に通うことを考えるとコストが違いすぎて頭が痛くなるレベルです。
長女は、色々な子がいる集団でうまく生きれるタイプではなく、公立のような多種多様な子に囲まれると、辛い思いをするのではないかと心配しています。私立も、共働きをがんばれば決して無理な金額とまでは言えないので、選択肢としては用意しています。とはいえ、私は中高一貫の公立校をこっそり第一希望にしています。女子だけの私立が通える範囲にありますが、それはそれでその後の人生にどう影響するのかわからず、偏差値の高い公立に入れればそれが一番だろうと思っています。
さて、肝心の塾ですが、小学3年生だとまだ本格化していないようで、実質娘一人しかいないようです。もはや個別指導塾状態なのですが、宿題をやってきたかどうかや、理解度のチェックもせず集団授業かのように授業をしておしまいなのだそうです。手を抜き過ぎじゃない?と思うのですが、そういうものなのでしょう。
10人や20人の集団クラスであれば、個々の進捗管理が難しいのはわかりますが、一人しかいないのに、その子がどの程度理解しているかも確認せずやっているって怠慢だと私は思ってしまいます。
来年も継続するとなると高額な授業料が発生するわけで、う~ん、これはどうしたもんかなあと思っています。悩みはつきませんが、お金を大事にしながらも、子どもにとって最善の道を用意してあげたいと思います。
何かのご参考になれば幸いです。